①弓と禅の一考察(何を射るか)

清々しい朝です。
つい先日まで暑かったですが、
今朝の空は秋を感じます。

さて、スティーブ・ジョブズ氏の生涯の愛読書として世に知られる、オイゲン・ヘリゲル著書『弓と禅』は、剣道を実践するにあたり、大変参考になります。

久しぶりに読みたくなり、鞄に入れるまでは良かったのですが、1ヶ月も放置していました😱


読書の秋に突入‼︎ということで、
少しずつ引用させていただきながら、剣道に対する考えを整理していきたいと思います。

1 【精神的な弓道、その師範との出会い】p16~31

「日本人は決して一種のスポーツと考えているのではない。さし当たってずいぶん奇妙に聞こえるかもしれないが、それをひとつの礼式的な業と解しているのである。したがって日本人は弓を射る“術“をば、主に身体的な練習によって多少とも自分の身につけることのできるスポーツ的な技量と解するのではない。それはむしろ、その根源が精神の練磨に求められ、その目標が、精神的な的中、すなわち射手が根本においては自分自身を的として狙い、そしてその際ついにはおそらく自分自身を射あてるところまで達する適中に在るような技量と解しているのである。」(「弓と禅」p17)

いきなり深いです(・_・;
倒れそうです。
正直、ペーペーには深くは語れません。

ただ、競技剣道ではなく、
伝統的な剣道を重んじている私としては、「うんうん。そうだよな 〜」って思えます。

何を射るのか。

それは的ではなく、自分自身を根本において狙い、

精神的な的中を求める。


一言で言えば「修業」ということでしょうか。


いきなり迷走しそうですが、修業の根がここにあるように思います。

当然、様々な目的や楽しみ方があっていいと思いますし、

「普及」ということも考えて、
入り口を大きく広げてあげることも大切です。

剣道の歴史や文化に触れた人が、

その後の人生を豊かに過ごすことができるような、
そんな剣道であってほしいです。
ってどんな剣道?
ということになりますが、
追々考えていきたいと思います。
今日は中越地区剣道大会2日目。
三高剣道部頑張れ!
相手じゃないぞー
自分自身を打て!



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