稽古納め

平成25年の稽古納めを行いました。稽古前に大掃除を行い、美しい道場で行う稽古は気持ちが引き締まります。

本(もと)立ちて道生ず

稽古以上に大切なのは、清掃や挨拶、時間を守ることです。
根本を大切にできる三高剣道部であってほしいと思います。


(清掃後の部室)

ちょうど1年前も同じように大清掃を行ったわけですが、今でもその時の新鮮な気持ちが心に残っています。元旦初稽古に始まり、卒業式、秋田遠征、春の錬成会、入学式、上越錬成会、春地区大会、県大会、夏合宿、秋地区大会、BSN大会、あっという間の1年でした。部員たちは、人生のうちでたった2年程で終わる高校部活動を通して、青春の火を灯し、大きく成長します。泣き、笑い、叱咤激励しながら、その姿を見守ることができる立場にあることに感謝しています。
きれいに整理された部室や美しい道場、大きな声を張り上げ、全力で打ち込む生徒の姿を見ていると、自分自身にも矢印が向くものです。三条高校校歌にあるように、向上心を持ち、日々を過ごしていきたいと思います。

五十嵐湖畔草若き
褥に伏して思うとき
かくて過ぎぬる今日も亦
我向上の我なるか
源泉こんこんやまざらば
海となるべき末あらむ

五十嵐川湖畔の草若き絨毯に寝転び、過ぎた日々を振り返る。
自分は向上しているだろうか。
源泉から混混と水が湧き出るならば、いつかは海に流れるだろう。
水が窪みを満たして進むように、今日という1日を無駄にはできない。


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