離任

僅か4年の勤務で学校を去らなければならなくなりました。
未熟な指導者でしたが、OB会、剣道関係者、保護者の皆様、多くの方々の支えのおかげで、充実した学校生活を送ることができました。本当にありがとうございました。




つい先日は卒業生を送り出す立場でしたが、駆けつけてくれた卒業生と現役部員、そしてこれから共に汗を流すはずだった新入部員に送り出される立場になってしまいました。なにがなんだか分からないまま乗せられた電車で一人知らない土地に来たような心境です。最後の稽古が終わりました。








三条高校には多くの思い出があります。打てば響く鐘のように、私の思いは子どもたちに響き、子どもたちの頑張りは私の心を大きく動かしました。




私の指導理念は「自主自立」です。赴任当初から自分たちで考えて練習する機会を多くつくってきました。












県大会男子団体準々決勝の激闘や、莉子の北信越大会での活躍。
日々の稽古や学習課題、大会や受験のプレッシャーの中で、力を出し切った卒業生は見事でした。地味な稽古を淡々とこなし、私が目指す、「心で打つ剣道」を具現化してくれました。大きな舞台でシンプルに戦えるか。難しい課題に対して自ら考え、悩み、能動的に取り組んでくれました。








「自分自身を支配できない者は自由ではない。」

剣道部員が3名在籍した3年7組のクラス担任として、その姿をすべて見てきました。京都、東北2、筑波、慶應義塾、早稲田2、国公立62%の進学実績を出した7組の子どもたちの日々の努力や我慢。多くが部活動との両立を成し遂げました。




2年生。
ラスト2ヶ月です。
男子5人は後輩の面倒を良く見ること。これまで何度も言ってきたことを振り返っておくこと。特に時間を守ること。先を読むこと。稽古に対して明確な課題を持たせること。「よしやるぞ」 毎日そう思えるか。そして、困難には向かって行きなさい。
女子4人は力を合わせて頑張りなさい。苦しんでいる仲間を助けること。声をかけること。悩みを打ち明けること。一緒に行動すること。ミーティングをすること。後輩にやさしくすること。

1年生は先輩についていきなさい。この2年で大きく成長した先輩たちを信じなさい。









私は学校現場を少し離れます。
これからは新しい先生の言うことを良く聞いて、今まで以上に努力すること。









































































私が三条高校剣道部顧問として部員たちとこれまで過ごしてきたこと、このことは消えてなくなりません。これからも一生心に残り、私の心の支えになることでしょう。





青春モノクローム。

by Ameba Ownd

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