稽古納め

12月27日、三条高校剣道部は、平成26年の稽古を終えました。この日は高田高校剣道部が来てくれて、充実した稽古納めとなりました。男女それぞれ2試合と稽古を行いました。
それにしても、あっという間の1年でした。初稽古、全国選抜2次予選、卒業式、春季錬成会、入学式、上越遠征、春季地区大会、県総体、夏合宿、秋季地区大会、bsn。毎年毎年同じことの繰り返しですが、非常に充実しています。
2年生はいよいよ3年生ですね。先輩たちがよく口にしていた言葉、

「引退する実感が涌かない。」

でも、引退してしまうのです。一つひとつ噛み締めながら、活動して行きましょう。

3年生とはなかなか会う機会もありませんが、応援しています。
1年生は先輩たちがつくってくれた道をひたすら突き進みましょう。







稽古後、一同整列し、黙想。
今年最後の話は「残心」についてです。
千利休の和歌に、
「何にても置き付かへる手離れは恋しき人と別るると知れ」 
があります。恋人との別れを惜しむような心持ちで器を離しなさいという意味で、茶道の心得を歌ったものです。この心は剣道における残心に通ずるものがあります。

“勝負の先に大切なものがある”

勝ち負けや打った打たれたではなく、勝負よりも大切なものが、勝負の先にあるのです。それを実際の場面では短い時間で再現しています。勝ち負けよりも大切なものを手にした者は、負けを恐れない気持ちを手にすることができるのかもしれません。

皆様、良いお年をお迎えください。


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